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永恵華(トワコ)クリニック皮膚科
2021-06-11

皮膚のお悩み解決 (Vol.6)【浅在性真菌症とは】

上海ウェネバーにて毎月皮膚科コラムを執筆中。

浅在性真菌症とは

  主に、トリコフィトン、ミクロスポルム、エピデルモフィトンなどの皮膚糸状菌のグループによって引き起こされる毛髪、皮膚、爪の感染症を指す。一般的に、手、足、体部、頭部、いんきんたむし、無症状の鱗 を伴う斑が多発する癜風(でんぷう)などがある。

症状

 最初は小胞性丘疹として現れ、徐々にプラーク結節に進化。最終的にカリフラワー状またはイボ状になり、通常時よりも膨らむ。外傷や二次感染によって引き起こされることが多く、破裂して潰腫瘍を形成する可能性がある。少量の化膿性分泌物が見られ、不快な臭いがしばしば発生する。分泌物を採取して検査すると、茶色の真菌胞子が見つかることがある。

 患部は密集していることが多く、互いに統合することも。一部の発疹は衛星のように分布。浅在性真菌症にかかった手足は、リンパ管の閉塞により慢性リンパ浮腫または象皮病を形成する可能性がある。

 病気の進行が遅い場合は、組織の一部が自然に治癒した時、瘢痕や色素沈着が残るケースがある。治癒せずに数年から数十年続くことや、真菌が皮膚の中に侵入し、内臓病変を生ずることもある。

治療

 ほとんどの場合、局所抗真菌薬が使用される。頭部は、医師の指導の下で飲み薬も投与される。

予防

 白癖対策として重要なのは予防。家族や友人が白癖を患っていることが判明した場合は、できるだけ接触を避ける。患者が着用する靴、靴下、衣類用品を着用しないこと。

 患った場合は、まず家族に広がらないように注意。

同時に、抗真菌性の局所用製品を使用し、早期に対策する必要がある。また、白癖には様々な種類があるため、まずは専門の皮膚科医にご相談を

赵景晨 医師 (ドクターZHAO)

上海永恵華クリニックの皮膚・性病科医師。上海永恵華問診部の皮膚科、上海華山医院の皮膚科研究および上海瑞金分院の皮膚性病科医師としても勤務

早く痛みや痒みから解放されますように、素早く結果が出て、長期的な経過のいい治療を心がけています。そして患者様ライフスタイルを尊重し、日本の皆様にあわせた治療をご提案しております。お気軽にお問合わせください。

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