肌のクレンジングのお話

朝起きての洗顔や寝る前の保湿など肌を清潔に保つ人は多いだろう。しかしきちんとした方法をしているの人は少ないのではないだろうか。
特に都会に住む現代人は、洗いすぎが皮膚の過敏症やアレルギーを引き起こしてしまっている。一方で僻地や発展途上とされる地域では十分に洗えておらず、感染症の原因の一つになっているのが事実である。以下では洗顔時の注意点を紹介していく。
- 洗顔料
洗顔料を使った洗顔について、脂っこくて厚みのある肌の場合は本来1~2週間に一度で良く、乾燥肌にはあまりオススメしない。軽く洗うと汚れが取れないし、強く洗うと肌にダメージを与える危険性がある。
- 角質ケア用洗顔料
乾燥肌の場合、角質除去クリームの使用には適さないため注意して使用する必要がある。
- 放置型クレンジング
最近は水で洗う必要がなくフェイシャルティッシュで水分をふき取るだけでよいつけ置き型の洗顔クリームも人気。しかし水洗いができないと勘違いしている使用者も多くトラブルも。特別ば場合以外は水で洗い流すのがおすすめ。
消費者は化粧品メーカーにスキンケアが十分ではないと思わせている節がある。しかし実際には化粧品の不適切な使用、過剰な使用による肌のトラブルが数多く発生している。自分に合ったスキンケアを知るのが難しいのは周知の事実。メーカーの声に惑わされることなく自ら実践することこそが自分に合うスキンケアを見極める近道だといえる。

赵景晨 医師 (ドクターZHAO)
上海永恵華クリニックの皮膚・性病科医師。上海永恵華問診部の皮膚科、上海華山医院の皮膚科研究および上海瑞金分院の皮膚性病科医師としても勤務
早く痛みや痒みから解放されますように、素早く結果が出て、長期的な経過のいい治療を心がけています。そして患者様ライフスタイルを尊重し、日本の皆様にあわせた治療をご提案しております。お気軽にお問合わせください。
